防火区画と耐火貫通処理:図面整合・認定材・検査対応🔥🧱
2026.06.26
"電気工事が火の通り道を作ってしまっては本末転倒です🔥
防火区画の貫通(耐火貫通処理)は、材料を塗る作業ではなく**“設計の約束を守る品質管理”**。だからこそ、設計図面→認定材→施工→証跡を一気通貫でつなぎ、誰が見ても追える状態にして初めて強い現場になります📋✨
ここでは、検査で指摘されやすいポイントと是正の勘どころを、実務で使える粒度で具体化します(※最終判断は法令・設計図書・監理者・メーカー認定/施工要領に従ってください)。
1|設計の肝:最初に“区画”を確定させる🧭
まずやるべきは、建築図(防火・区画図)で区画位置と等級を確定し、電気施工図に「どこを」「何で」「どう塞ぐか」を落とし込むことです。
ここで曖昧なまま進むと、現場が“その場しのぎ”になり、後で全撤去・やり直しが発生します😣
✅ 区画図の確定と貫通計画
区画線(壁・床)の位置、貫通できる範囲、設備シャフトの扱いを確認
電気施工図に、貫通位置・スリーブ/管種・ケーブル種・想定束径まで明記
将来増設がある系統は、最初から「増設余白」を設計に内蔵(空配管・予備スリーブ・余白率の確保)
✅ 認定システムの選定(ここが勝負)
耐火貫通は「似た材料」では代替できません。束径・管種・隙間率・貫通形態に合う認定番号を特定し、その条件を現場へ“翻訳”して渡す必要があります。
ケーブル束の太さ(将来増設込み)
管種(鋼管・樹脂管・PF/CDなど)
貫通部の隙間(周方向・片側寄り等)
片貫通/両側施工、床/壁、厚み条件
この条件が一つでもズレると、検査で“認定外”扱いになります⚠️
✅ 施工スペースの確保(意外な落とし穴)
器具背面・天井内・EPS内は、手が入らず厚み確保が難しい。
だから、貫通処理は「配線が終わってから」ではなく、先行段取りで作業余地を確保しておくと、厚み不足・充填不足が減ります🪜
2|施工の勘どころ:品質は“下地”で決まる🪛
耐火材は、下地が汚れていたり湿っていたりすると性能が出ません。施工の肝は次の4点です。
✅ 清掃・乾燥
油分・粉じんを除去し、必要なら乾燥時間も確保。
材料は有効期限・保管温湿度を守り、現場で「古い」「固い」「分離している」を使わない。ここを徹底すると不良率が落ちます📦
✅ 厚み・深さ・充填率を“測って”守る
よくある失敗は、見た目でOKにしてしまうこと。
規定の深さ(貫通厚)
充填の密度(スカスカ・空洞がない)
仕上げ厚み(不足しがち)
を、ゲージ・スケールで確認してから写真に残すのが実務の強さです📏📸
✅ 増設余白は“計画的に”
増設を見越すなら、最初から空配管や予備スリーブで余白を確保。
「後で穴を広げる」「隙間に詰める」は検査指摘の王道ルートです🙅♂️
✅ 識別(ラベル)と写真の型を固定
認定番号
施工日
施工者(会社/担当)
をラベル化し、写真は全景→近景→ラベルの3点セット。
これを型として決めると、検査対応が一気に楽になります✅
3|検査対応:指摘が出る前に“証拠”を揃える🧪
指摘されやすいのは、あなたが書いた通り **「別材混入」と「厚み不足」**です。
対策はシンプルで、現場で即提示できる“セット”を作ること👇
認定書(該当番号)
使用材の型番・ロット
施工要領の該当ページ
写真台帳(位置→認定番号→写真)
さらに、指摘が出たら是正計画は当日中に提示。仮塞ぎで逃げない。仮塞ぎが恒久化して、後で大問題になります⚠️
4|NG→是正:現場で多いパターン🙅→🙆
NG:増設で隙間を認定外の材で充填
→ 是正:増設前提の認定を事前選定し、空配管・予備スリーブで余白を確保
NG:スリーブ無しで直接貫通
→ 是正:認定スリーブ+防火材で原状回復。既設条件は“例外”にしない
NG:厚み不足(表面だけそれっぽい)
→ 是正:深さゲージで確認→再施工。写真も撮り直し、台帳を更新
NG:別材混入(手元にある材料で代用)
→ 是正:材料の統一保管、持込制限、ラベル確認を入場時チェックに組み込む
5|ケース(病院改修)🏥
医療ガス・電気・情報が交錯する現場では、貫通が“混線”しやすい。区画図を一元管理し、貫通位置は現場立会いで干渉を先消し。引渡し資料に写真台帳(位置図+認定番号+写真)を添付して、検査指摘ゼロで完了✅
病院のような用途では「後で直す」が難しいので、最初から証跡を資産化するのが正解です。
6|まとめ:防火は“設計の約束を守る”こと🌈
耐火貫通処理は、図面整合→認定番号→施工→証跡の4点セットで品質が決まります。
この型を作っておけば、改修や増設が来ても慌てず、検査でも強い。電気の仕事が“火の通り道”にならないよう、仕組みで守り切りましょう🔥📋✨"
